遠くからでも目に飛び込んでくる昭和な店構え。古き良き町の中華屋風でありつつ、清潔感も感じる外観。半チャンラーメンで有名な「中華 成光」にやってきた。
店に入ると、ご主人が常連さんだか近所の人だかとテレビを見ながら話をしている。とりあえず「ラーメン」530円を注文。今どき530円は安い。
ラーメンの見た目はかなり洗練された昭和風。まさに昔ながらのラーメンだ。ホウレン草とメンマ、ネギ、チャーシューが載っているシンプルな構成。チャーシューの切り方は様式美を感じさせる美しさがある。麺は柔めだが、スープと合っていていい感じ。麺を食べてスープを飲んで、麺を食べてスープを飲む。その単純な繰り返しで、あっという間に食べ終えてしまった。
次回は餃子やチャーハンで飲んでみよう。壁に貼られたメニューはかなりの種類がある。その時の気分で飲みながら注文するのも面白そうだ。
帰る時までご主人と常連さんのお喋りはずっと続いていた。このお喋りはBGMのようなものだ。お客さんが帰るときに「ありがとうございました」と言ったり言わなかったり。なんか緩い感じでいい店だった。