串カツ田中は2008年に世田谷に一号店をオープンして今年で10年になる。創業の地は東京だが、先代が大阪の西成ということで、大阪伝統の味を引き継いでいるとのことだ。全国に店舗展開しているが、東京だけでも80軒くらいある。大塚店にはオープン当初に来たことがある。チェーン店の串カツを食べ比べる個人的な企画?のために再訪してみた。いろんな店を回っている人が、「他の串カツチェーン店よりも美味しい」と言っていたからだ。
「盛り合わせ(5品盛り)」640円を注文。アスパラ、串カツ牛、串カツ豚、レンコン、玉ねぎの5本のセットだ。盛り合わせはすぐに出てくるし、代表的なものが入っていたりするので、初めての店などではよく注文する。噂どおり串カツは美味しかった。安い店にありがちな油でべっとりすることもなく、軽く揚がっている。ソースも僕好みだ。
お酒もかなりいい感じだ。生ビールはプレモルだし、今一番注目のジムビームハイボールも置いてある。「ビームハイボール」は350円と安く、「チンチロリンハイボール」という面白い企画まである。サイコロを振ってゾロ目が出たら、ジムビームハイボールが一杯無料。出た目の合計が偶数だと、一杯半額。奇数だと、「メガビームハイボール」700円を飲まないといけないペナルティになる。メガビームハイボールは普通のハイボールの倍量だから、350円の2倍で700円。特に損をするわけではないが、見た目がデカイので、罰ゲームで飲まされている感はある。
すごくいいなと思ったのは、最初の生ビールが数秒で出て来たこと。実に気持ちのいい店だ。それと、ホッピーの中を頼んだら、毎回ジョッキの半分以上入れてくれる。チェーン店巡りをしていて学んだのは、こんな小さなことが一番大切なことで、意外とできていない店が多いということだ。