くにろく 居酒屋探訪記

飲み&食べ歩きメモ

やぶそば 南青山


朝からお墓まいりに行って、2ヶ所目が終わるとちょうどお昼近くになる。その後は近くの「やぶそば」で一杯やって帰る。でもこの日は別の店にしようと、同じ通りの寿司屋に行くことにした。寿司はたぶん何軒かあるのだが、昔からやってそうな店を選んだ。
階段を上って店に入ると、カウンターにお客さんが一人。ご主人は板をひたすら拭いている。もうランチの時間ではないのかもしれない。「すみません、まだ大丈夫ですか?」と声を掛けてみたが返事はない。同じことをあと2回ほど言ってみたが、ご主人がこちらを見ることはなかった。
で、やっぱり今回も「やぶそば」に来てしまう。ここはいつも温かく迎えてくれる。席数はかなり多いが、いつ来てもほぼ満席だ。「天ざる」1,100円とビールを注文。メニューには「店主おすすめ 天ざる 満足頂ける一品です」とある。確かに満足できる内容だ。
この店は蕎麦以外にもいろいろなメニューがあって、カツ丼を頼む人も多い。ラーメンも人気だが、お彼岸のときはラーメンはやってない。霊園の通りにある店ならでは事情だろうか。

ダイラバ食堂 東新宿


仲間内の打ち上げで「四川焼肉 ダイラバ食堂 東新宿」に行ってきた。焼肉と書いてあるが、普通に四川省と雲南省の料理を出す中華料理店だ。
ダイラバ食堂は「中国茶房8」の姉妹店で、要町店と東新宿店がある。HPによると、特別顧問の馬剣氏は周恩来氏が作った中国の国営レストラン「四川飯店」の元料理長。数々の受賞歴がある料理人だ。
東新宿にはチェーン店からマニアックな店まで、いくつか中華料理店がある。ダイラバ食堂はメニューがしっかりしていて24時間営業なので、かなり使い勝手がいい。貸切の飲み放題だったが、料理も美味しくて店内もキレイ。宴会に使うにはちょうどいい店だった。

三浦のハンバーグ 渋谷店


渋谷で用事を済ませた後、素早く晩ご飯を食べないといけなかったので、フラフラと店を見て回った。3軒目くらいで「三浦のハンバーグ」を見つけた。三浦のハンバーグは池袋が本店で御茶ノ水と渋谷に支店がある。
ハンバーグはいろんな種類があるが、どれも150g、200g、300g、400gと4種類の大きさが用意されている。「スタンダードハンバーグ300gセット」1,100円の食券を購入。「水曜日はチーズの日」ということで、通常のチェダーチーズにシュレッドチーズも増量中。それならばとチェダーチーズ100円に、もちろん生ビール(中)300円も追加。生ビールは結構安い。セットにはライス、味噌汁が付いていてライスはおかわり自由。ソースは特製デミグラスソースなど6種類から選ぶことができる。
1日10食限定の「三浦スペシャル」はなんと1kg。さすがにこれを食べようとは思わないが、300gも結構ボリュームがあったので、一度写真を撮ってみたい誘惑はある。

日乃屋カレー 三田店


JR田町駅前で昼食をとることになった。この辺りはサラリーマンが多く、お昼時にはほとんどの飲食店の前に行列ができている。ランチの時間にしては少し遅めに来たので、どの店にも入れず久々にランチ難民になってしまった。
少し前に慶応仲通り商店街にできた「日乃屋カレー 三田店」も店の前に数人並んでいた。外に出されているメニューを見ていると、「空きました」と声を掛けてくれたので入ることにした。店外の券売機で「名物カツカレー」の食券を購入。カウンターは7席でこぢんまりとした店だ。
日乃屋カレーは湯島が本店で都内に35店舗展開している。味は一言で言うと、甘いけど辛い。甘いカレーにスパイスを加えて辛くしたような、そんな印象のカレーだ。厨房はおじさん2人で、長年やっている店のような雰囲気。気持ちのいい接客に癒された気がする。

日本料理 晴山 三田


前から行きたいと思っていた三田の「日本料理 晴山」に初訪問。若くしてミシュランの2ツ星を獲得した注目の店だ。
HPによると、ご主人は岐阜の名店「日本料理たか田八祥」出身。たか田八祥には支店が4店舗あるが、「わかみや八祥」と「こがね八祥」の店長を経て、31歳で「日本料理晴山」をオープンしたらしい。
料理は奇をてらわずに基本を大切にしている印象。カッチリとした日本料理ではなく、センスとアイデアで若さのある素晴らしい料理に昇華されていた。ちょうど2週間ほど前からメニューが春らしくなったそうで、山菜や筍などを上手に使っていたのも好印象だった。店員さんは皆さん若くて気持ちの良いサービス。少し頼りないところもあるのだが、誠実に対応してくれるので、嫌な思いはしないと思う。
写真は「メジマグロの焼き締作り」。ポン酢と大根おろし、または醤油をつけて食べる。伝統的なお造りではなく、しかもメジマグロを使うあたりがいいなと思った。コースは15,000円のみ。この値段でも最高の日本料理ができるということを改めて感じた。

築地 魚よし 神谷町


月に何度か神谷町に来る。用事が済むとたいていは21時過ぎていて、すぐに入れる店は少ない。この辺りはサラリーマンが多いので、残された数少ない店に集中する傾向がある。その中でも僕のお気に入りの一つが「築地 魚よし」だ。
魚よしは天下一 神谷町店の2階にある。天下一も遅くまでサラリーマンであふれるような店だが、大通りに面していて、サッっと入ってサッっと出るような雰囲気がある。そのビルの傍の路地を入ったところに階段がある。その階段を上がると魚よしだ。
この2店は経営が同じなので、お互いのメニューを注文することができる。魚よしで飲んでいて、シメに天下一のラーメンを食べることもできるのだ。
魚よしはものすごく騒がしい時がある。若い会社員の男女と、一応上司らしき人もいるのだが、まるで学生の飲み会のように盛り上がっている。傍には女性2人で静かに飲んでいる人たちもいる。たぶんこのギャップを誰も気にしていない。すごい空間だと思う。
魚よしは魚がうまい。店名からして魚がウリの店なのは分かるが、本当に魚がうまいというのはあまりないものだ。刺身だけでなくて、焼き魚もうまい。値段はかなり安い方だ。この店が人気があるのは当然だと思う。