虎ノ門で用事を済ませた帰りに飲んで帰ることにした。でもこの辺りは20時を過ぎるとお店探しに苦労する。気になっていた店はたいてい20時で店仕舞いなのだ。少し歩くと大通り沿いに何やら居酒屋ぽい構えの店が見えてきた。「越後屋 玄白 総本山」という店だ。 店に入って左側はカウンター、右側はテーブル席になっていた。日本酒は陸奥八仙や鶴齢などいろいろと揃えてある。内装はいい感じだが、雰囲気は完全に居酒屋。カウンターは僕らの右側は女二人でクダを巻いている感じ。何杯もホッピーをおかわりしていた。左側はサラリーマン二人組で若手が上役にグダクダ言っている。若い方のタバコの煙がずっとこっちに流れてくる。お店がいくら頑張っても、雰囲気はお客さんよって決まる。この場所にはこういう居酒屋が求められているのだ。そんな二組に挟まれて、僕らも居酒屋らしさを楽しむことにした。 写真は「銀だら西京焼き」。見た目と香りの良さから期待感が高まる。これは日本酒を合わせるしかない。もう一つ気に入ったのが「越後屋おにぎり」。これはシャケのハラスのまぜご飯。ボリュームがあって美味しかった。
