くにろく 居酒屋探訪記

飲み&食べ歩きメモ

三浦のハンバーグ 渋谷店


渋谷で用事を済ませた後、素早く晩ご飯を食べないといけなかったので、フラフラと店を見て回った。3軒目くらいで「三浦のハンバーグ」を見つけた。三浦のハンバーグは池袋が本店で御茶ノ水と渋谷に支店がある。
ハンバーグはいろんな種類があるが、どれも150g、200g、300g、400gと4種類の大きさが用意されている。「スタンダードハンバーグ300gセット」1,100円の食券を購入。「水曜日はチーズの日」ということで、通常のチェダーチーズにシュレッドチーズも増量中。それならばとチェダーチーズ100円に、もちろん生ビール(中)300円も追加。生ビールは結構安い。セットにはライス、味噌汁が付いていてライスはおかわり自由。ソースは特製デミグラスソースなど6種類から選ぶことができる。
1日10食限定の「三浦スペシャル」はなんと1kg。さすがにこれを食べようとは思わないが、300gも結構ボリュームがあったので、一度写真を撮ってみたい誘惑はある。

日乃屋カレー 三田店


JR田町駅前で昼食をとることになった。この辺りはサラリーマンが多く、お昼時にはほとんどの飲食店の前に行列ができている。ランチの時間にしては少し遅めに来たので、どの店にも入れず久々にランチ難民になってしまった。
少し前に慶応仲通り商店街にできた「日乃屋カレー 三田店」も店の前に数人並んでいた。外に出されているメニューを見ていると、「空きました」と声を掛けてくれたので入ることにした。店外の券売機で「名物カツカレー」の食券を購入。カウンターは7席でこぢんまりとした店だ。
日乃屋カレーは湯島が本店で都内に35店舗展開している。味は一言で言うと、甘いけど辛い。甘いカレーにスパイスを加えて辛くしたような、そんな印象のカレーだ。厨房はおじさん2人で、長年やっている店のような雰囲気。気持ちのいい接客に癒された気がする。

日本料理 晴山 三田


前から行きたいと思っていた三田の「日本料理 晴山」に初訪問。若くしてミシュランの2ツ星を獲得した注目の店だ。
HPによると、ご主人は岐阜の名店「日本料理たか田八祥」出身。たか田八祥には支店が4店舗あるが、「わかみや八祥」と「こがね八祥」の店長を経て、31歳で「日本料理晴山」をオープンしたらしい。
料理は奇をてらわずに基本を大切にしている印象。カッチリとした日本料理ではなく、センスとアイデアで若さのある素晴らしい料理に昇華されていた。ちょうど2週間ほど前からメニューが春らしくなったそうで、山菜や筍などを上手に使っていたのも好印象だった。店員さんは皆さん若くて気持ちの良いサービス。少し頼りないところもあるのだが、誠実に対応してくれるので、嫌な思いはしないと思う。
写真は「メジマグロの焼き締作り」。ポン酢と大根おろし、または醤油をつけて食べる。伝統的なお造りではなく、しかもメジマグロを使うあたりがいいなと思った。コースは15,000円のみ。この値段でも最高の日本料理ができるということを改めて感じた。

築地 魚よし 神谷町


月に何度か神谷町に来る。用事が済むとたいていは21時過ぎていて、すぐに入れる店は少ない。この辺りはサラリーマンが多いので、残された数少ない店に集中する傾向がある。その中でも僕のお気に入りの一つが「築地 魚よし」だ。
魚よしは天下一 神谷町店の2階にある。天下一も遅くまでサラリーマンであふれるような店だが、大通りに面していて、サッっと入ってサッっと出るような雰囲気がある。そのビルの傍の路地を入ったところに階段がある。その階段を上がると魚よしだ。
この2店は経営が同じなので、お互いのメニューを注文することができる。魚よしで飲んでいて、シメに天下一のラーメンを食べることもできるのだ。
魚よしはものすごく騒がしい時がある。若い会社員の男女と、一応上司らしき人もいるのだが、まるで学生の飲み会のように盛り上がっている。傍には女性2人で静かに飲んでいる人たちもいる。たぶんこのギャップを誰も気にしていない。すごい空間だと思う。
魚よしは魚がうまい。店名からして魚がウリの店なのは分かるが、本当に魚がうまいというのはあまりないものだ。刺身だけでなくて、焼き魚もうまい。値段はかなり安い方だ。この店が人気があるのは当然だと思う。

磯丸水産 大塚北口店


どこに行ってもやたらと目にする「磯丸水産」。さすがに一回くらいは行っておこうと、かなり遅い時間に訪問してみた。居酒屋の聖地と言われる大塚だが、夜は意外と早い。22時を過ぎると行きたい店はたいてい店仕舞いしている。その点、磯丸水産はほとんどの店舗が24時間営業。大塚北口店も24時間だ。店舗は130店以上あって、都内だけでも90店くらいあるそうだ。そりゃあ、やたらと目にするわけだ。
鮮魚系チェーンの居酒屋だから刺身がメインかと思いきや、なんと焼き物がウリだった。1台ずつ焼き台が置かれていて、いろいろな活貝などを焼いたりする。
値段はチェーン店にしては高めの設定。それでも僕らが入った時は満席で、その後入れ替わって遅い時間にまた満席になった。なぜかすごい人気だ。
最初に頼んだビールがすぐに出てきたのは好印象だった。たったそれだけのことだが、出来ている店は意外と少ない。店員さんたちは明るい雰囲気で、気を遣わずに過ごすことができる。また来たくなる店というのは、こういうところが違うのかなと思う。

門 バー 渋谷


学生時代から時々来ていた渋谷のバー「門」。センター街にある昭和24年創業の老舗だ。ずっと通っているわけではなくて、思い出した時にちょこっと寄りたくなる。今回もたぶん5年ぶりくらいに店に入った。
写真はラムソーダ(松田優作スタイル)600円。松田優作さんは門に来ると、いつもカウンターの一番入口に近い席に座ったという。ラムソーダは松田優作スタイルというよりも、当時の門のスタイル。松田さんはこれしか注文しなかったらしい。
昔からいろいろなお客さんが来る店で、雑多な雰囲気がある。バーというよりもパブのような感じで、みんなワイワイと飲んでいる。入りやすくて出やすいのもこの店のいいところだ。

杭州飯店 新潟 燕

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 新潟に行く用事があったので、久しぶりに杭州飯店に寄ることにした。何年振りだろうか。昔は年に一回くらい食べに来ていたので、こんなに間が空くと、なんかものすごく昔のことのように感じる。

もう何年も食べていなかったが、杭州飯店のラーメンの味ははっきりと覚えている。煮干しの香りの強いスープに大量の背脂。麺は極太でコシがありゴムのように伸びる。玉ねぎもいいアクセントになっている。こんな個性的なラーメンはなかなかないものだ。

お店はものすごくお客さんが入っていた。大きな店なのに、外に何人か待つほどだ。出て来たラーメンは昔とは少し違っていた。構成する要素は全く同じ。背脂は乗っているし、煮干しの香りもする。麺は極太。でもなんか違う。引っ張ってもなかなか切れなかった麺は、今回はぷつりと切れてしまった。スープも少しライトで、煮干しの香りは弱い。

だからどうだと言う訳ではない。たぶん代替わりしたから味が変わったのだろう。昔よりもお客さんは入っているし、接客もかなり良くなっている。硬くて強かった麺は柔らかくなっていて、スープもマイルドで食べやすくなった。だから前よりお客さんが入っているのかも知れない。でも先代の味のファンだった人からすると、物足りないのではないだろうか。変わってしまったなあと、ちょっと寂しい気もするけど、よくあることだし仕方ない。また数年後に食べに行きたいと思う。